先進的窓リノベ事業でも不正発覚

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要約

国の「先進的窓リノベ事業」補助金に関して、エディオンの新加古川店(兵庫県)が提出書類を改ざんした不正が発覚した。この事業は最大200万円の補助を提供するもので、エディオンは窓の性能を偽り、不当に補助金を申請した。不正が明らかになった後、エディオンは内部調査を行い、1件の改ざんを認めた。

この事件の経緯は、従業員が補助金対象外の商品を誤って対象と説明し、その後も誤りを顧客に説明せず、上長への報告を怠り、書類を改ざんしたことにある。エディオンはこの問題を受けて、9月22日までに行われたすべての補助金申請を調査し、328件の顧客への補助金振込が遅れている状態となった。同社は社内チェック体制の強化と社員教育を通じて再発防止に取り組むとしている。

ニュース

窓リノベ補助金で不正、エディオンが申請書類改ざん
https://www.reform-online.jp/news/administration/23924.php

最大200万円の補助が出る国の補助金「先進的窓リノベ事業」(環境省、経産省)で不正が発覚した。同事務局は12月4日、家電大手のエディオン(大阪府大阪市)の新加古川店(兵庫県)が提出書類を改ざんしたと発表した。「窓の性能を偽装し、不当に本補助金の交付を受けようとしたため、取り消した」としている。

エディオンは次のように経緯を説明している。従業員は、当初、補助金交付の対象ではない商品について、誤って補助金対象であると顧客に説明した。だが、誤りであることがわかってからも社内ルールである、上長への報告を怠った。顧客にも説明せずに提出書類を改ざんし 、補助金の申請手続を行った。同社は事務局から指摘を受けて社内調査を実施。結果、交付申請のうち1件で改ざんを行っていたことがわかった。

これを受けて同社は、9 月 22 日までに交付申請を行ったすべ ての申請の調査を実施した。その影響で12月4日時点で328件、顧客への補助金相当額の振込ができていない状態となっている。

「(従業員は)最初は勘違いでしたが、商談を進めるなかで、対象ではないことがわかった。その時点で社内手続きを経ずに、自分自身のミスを隠していた形です。(関係者への)処分は非公表ですが、厳正に対処していきます。社内チェック体制の強化、社員教育を行い、再発防止に取り組みます」(同社広報)。

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