要約
京都市は、マイカーと公共交通の乗り継ぎを促進する「パークアンドライド」キャンペーンで、応募者の99%が不正だったと発表した。このキャンペーンでは、11月1日から30日までの間、指定の駐車場利用者に抽選で500円分の電子ギフト券を提供していた。参加者はスマホで駐車場のレシートを撮影し、専用サイトから応募する仕組みだったが、総応募1298件のうち、15件を除く全てがアニメキャラクターなど無関係な画像であった。画像の事前チェックを行っておらず、市は当選した1005件のうち992件(49万6000円)が不正とみている。市はこの問題について、警察や弁護士に相談しながら、返還を求めるとしている。
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電子ギフト券500円分当たるキャンペーン、当選者の99%が不正な応募…京都市https://www.yomiuri.co.jp/national/20231228-OYT1T50180/
京都市は28日、マイカーと公共交通を乗り継ぐ「パークアンドライド」の利用者に抽選で電子ギフト券500円分を贈るキャンペーンで、当選者のうち99%が不正な応募だったと発表した。
キャンペーンは紅葉シーズンの混雑対策として、11月1~30日に京都市内外の駐車場7か所の利用者を対象に実施。スマホなどを使い、駐車場のレシートを撮影して専用サイトから応募する手続きで、当選すれば、買い物に使える500円分の電子ギフト券がその場で手に入る仕組みだった。
当初は低調に推移したが、同23日だけで1000件以上の応募が殺到。委託事業者が調べると、総応募1298件のうち15件以外は、アニメキャラクターなど無関係な画像が添付されていた。画像を事前にチェックしないまま当落を決める仕組みになっており、市は当選した1005件のうち992件(49万6000円)が不正とみている。
市は「その場でギフト券を発行できるメリットを優先し、事前チェックの必要性まで十分に検討しなかった。不正の想定まではできていなかった」と釈明。警察や弁護士に対応を相談しながら、返還を求めるという。