レッドブルによる買収と、埼玉県「大宮スーパー・ボールパーク構想」が連動。報じられる新スタジアムは4万人規模ですが、 実際の観客動員は平均約1.1万人——。外資クラブの本拠地建て替えを、県の公共事業(公費)で進めることの 是非が問われています。
RB大宮の現ホーム「NACK5スタジアム大宮」(さいたま市大宮公園サッカー場、さいたま市所有・約15,500人)は 老朽化し、アジアの大会基準などを満たしません。2024年にレッドブルが買収し、2025年に「RB大宮アルディージャ」として始動。 これと並行して、埼玉県が大宮公園全体を再整備する「大宮スーパー・ボールパーク構想」を進めており、 その中で新スタジアムの建て替えが検討されています[1]。
大宮公園(第一・第二公園)の競輪場・野球場・サッカー場を含むエリアを「試合がある日もない日も楽しめる公園」として再整備する基本方針を提示。
NTT東日本が保有する全株式をRed Bull社へ譲渡する契約を締結。Jリーグ史上初の海外資本によるクラブ買収として注目を集めた。
クラブ名・エンブレムを変更し、2025年1月から新名称で始動すると発表。レッドブル・グローバル戦略の一角に。
原博実社長が、VIPルームや住民が憩える空間を備えた25,000〜30,000人規模を構想と説明。「レッドブルも理解している」と述べた。(=クラブ自身の想定は2.5万〜3万人)
読売新聞報道をもとに、第一公園内に球技場エリアと賑わいエリアを整備し、RB大宮の本拠を4万人規模で建て替える案が浮上。さいたま市が「RB大宮などと整備の方向性を協議」と伝えられた。社長想定(2.5万〜3万人)を上回る規模が独り歩きし始める。
競輪場を第二公園へ移転して「多目的競技場エリア」化、野球場はプロ野球興行対応の規模へ建て替え、サッカー場はJリーグ基準への対応を検討。 ただし基本計画本体に収容人数・総事業費の明記はない。
2025年J2でのRB大宮ホーム平均は11,315.8人(最多13,418人/最少8,868人)。現行の約1.5万人スタジアムでも満員にできていないのが実態で、「4万人規模」の妥当性を問う数字となる。
大宮のケースは、「外資マネー」と「公共事業」が交わる新しい論点を突きつけます。 民間資本が入るからこそ、どこまでを公費で、どこからを民間で負担するのかを透明にすることが、 これまで以上に重要になります。