高野山でも雇用調整助成金不正が相次ぐ
1月にも天徳院が雇用調整受給金の不正受給でニュースが出ていました。そして今回も高野山のお寺で発覚。高野山でいろいろ不正な知恵を付ける人でもいたんでしょうかね。今回は密厳院です。
和歌山労働局は、高野山の宗教法人「密厳院」が雇用調整助成金約621万円を不正受給していたと発表しました。密厳院は2020年9月から2022年9月の間に、休業していないにもかかわらず休業したと虚偽の申請を行いました。不正が発覚した後、密厳院は全額を返還し、和歌山労働局は支給決定を取り消しました。密厳院は取材に対してコメントを控えています。密厳院は、世界文化遺産にも指定されている金剛峯寺の近くに位置し、苅萱堂で知られています。
雇用調整助成金の不正受給で621万円
密厳院とは
密厳院は日本の和歌山県にある高野山真言宗の宗教法人です。この寺院は特に高野山の総本山である金剛峯寺の近くに位置しており、高野山は女人禁制の地域としても知られ、多くの宗教的な修行や活動が行われています。高野山自体は、多数の寺院が存在し、日本の仏教文化の中心地の一つとされており、ユネスコの世界文化遺産にも指定されています。
密厳院は「苅萱堂(かるかやどう)」としても知られており、この場所には特に感動的な逸話が残されています。その話によると、石童丸という少年が母を高野山のふもとに残し、失われた父を探しに来ました。しかし、苅萱道心という僧侶が親子であることを名乗らず、約40年間にわたって石童丸と共に修行を行ったとされています。この話は親子の絆や修行の精神を象徴しており、多くの訪れる人々に感動を与えています。
密厳院は宿坊としての機能も持っており、訪れる巡礼者や観光客に宿泊の場を提供しています。そのため、宗教的な活動だけでなく、文化的な交流の場としても重要な役割を果たしています。