元維新衆議院議員の今村洋史院長の病院でコロナ補助金4.5億円不正受給

今村洋史院長が4.5億円補助金を不正受給 コロナ

■概要

愛知県一宮市の「いまむら病院」が、新型コロナ対策関連の補助金を虚偽申請し、不正受給していた件で、名古屋地検特捜部が10月30日に病院を捜索した。

■不正受給の内容

  • 対象年度:2020〜2023年度
  • 内容:新型コロナ対策用の装置導入等を名目に虚偽申請
  • 不正受給額:少なくとも約4億5,400万円
  • 県が求めた返還額:交付された補助金の全額 約17億6,500万円
  • →病院側は全額返還済み

■背景

  • 会計検査院が2023年11月に不正を指摘
  • 受給した補助金により病院収支が黒字化したとされる

■病院側

  • 院長:今村洋史氏
     元衆院議員(日本維新の会)で、2012年衆院選で当選し1期務めた人物

今村 洋史(いまむら ひろし)とは

■ 基本プロフィール

  • 医師
  • 愛知県一宮市の「いまむら病院」院長
  • 元衆議院議員(日本維新の会)

医療と政治、両方の現場に関与してきた人物で、もともと医師としてキャリアを積んだのちに国政に転じたという経歴を持つ。


政治家としての経歴

  • 2012年衆議院選挙(第46回総選挙)で「日本維新の会」から出馬し初当選
    (いわゆる“第三極台頭選挙”の時期)
  • 衆議院議員は1期のみ
  • 当時は維新が橋下徹氏や石原慎太郎氏らの合流などで注目され、若手議員も多く当選した潮流のひとり

※その後は国政の前面に出る活動は縮小し、地域医療の方へ軸足を戻した


医師としてのキャリア

  • 愛知県一宮市で病院経営
  • 「いまむら病院」は地元の地域医療機関で、院長として組織のトップに立つ
  • 新型コロナ対応期は、他医療機関と同様に補助金制度活用も多かった

現在報道されている件との関係

今回話題になっている「コロナ補助金の不正受給」疑惑では
院長として申請主体側のトップにいる人物。

  • 会計検査院が2023年に不正受給を指摘
  • 県が調査を行った
  • 名古屋地検特捜部が2025年10月に病院の捜索へ

病院としては、交付された補助金約17億6,500万円全額を返還済
現在は、刑事面での捜査が進んでいる段階。


位置づけ

「医師 × 元国会議員」という稀有な経歴を持つ人物で、
その病院が巨額の補助金不正受給の中心にあったという点が、
メディアから注目されている理由でもある。

政治家としては一瞬の存在だが、医療現場・病院経営者としては地域に深く根差しているという二面性が特徴的といえる。

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