福島県二本松市の縫製会社「富樫縫製」の役員・冨樫三由容疑者(76)と経理担当の遠藤里美容疑者(68)が、新型コロナの影響で従業員を休ませたと偽り、国の雇用調整助成金約1600万円を詐取したとして詐欺の疑いで逮捕された。
福島労働局によると、同社は令和4年2月からおととし4月にかけて15回の虚偽申請を行い、計1億円以上の助成金を不正受給していたため、警察に告訴されていた。労働局は2022年11月29日付で助成金の取り消し処分を行い、返還を求めている。警察は2人の認否を明らかにしていない。
新型コロナの影響を受けた企業への助成金約1千6百万円を不正に受給したとして二本松市の富樫縫製の社長・冨樫 三由容疑者(76)ら2人が逮捕された事件で、2人はさまざまな手口で1年以上毎月申請をしていたとみられることがわかりました。
福島労働局によると、不正受給は1億100万円余りに上り、2022年2月から15カ月間にわたって毎月申請していたということです。
関係者によると、実際は勤務していたにもかかわらず休業したり一部の担当者が休んだなどと偽り、出勤表やタイムカードを改ざんして申請していたとみられています。
株式会社富樫縫製について
株式会社富樫縫製は、福島県二本松市に拠点を置く縫製企業で、1969年に創業されました。
city.nihonmatsu.lg.jp当初は靴の縫製業としてスタートし、その後スポーツウェアの専門縫製業へと転換しました。現在では、独自性のある商品開発を行い、多様化するニーズに応えるため、お客様一人ひとりのオリジナル商品作りをサポートしています。
主な製品には以下のものがあります:
- S字の力ワークサポートスーツ:腰痛対策を目的としたサポートスーツで、腰や身体への負担軽減を目指しています。 togashi-housei.com
- 水着素材のマスク:スポーツ時や食事中でも使用可能なマスクで、快適な装着感が特徴です。 togashi-housei.com
- 透明マスク:口元が見えるデザインで、表情を伝えやすく、接客業などで活用されています。 togashi-housei.com
また、同社はショールーム「S字の蔵」をオープンし、お客様と共にオリジナル商品の開発を進めています。
しかし、2025年1月、同社が雇用調整助成金を不正受給していた疑いが報じられ、社長らが逮捕される事態となりました。
minyu-net.comこの件に関しては、今後の動向に注視が必要です。