要約
この記事は、福岡県で行われた新型コロナウイルスの無料PCR検査に関連する補助金の不正請求について報じています。概要は以下の通りです:
- 福岡県が行った無料PCR検査に関し、7つの事業者(薬局など)が架空請求などの不正行為を行い、約4億円の補助金を不正に受け取っていたことが判明。
- 福岡県は2021年12月から2022年5月まで、感染への不安を持つ県民を対象に無料のPCR検査を実施していた。
- 不正行為には架空請求、無料検査の立ち会いを部分的に外部に委託、実在する医療機関になりすましての事業者登録などが含まれていた。
- これらの不正行為による補助金の総額は約4億円に上る。
- 福岡県は、関与した7つの事業者に対して、不正に受け取った補助金の全額返還を求めている。
- 不正行為があったにもかかわらず、無料検査自体の内容には問題がなかったとされています。
ニュース
福岡県の新型コロナ検査で補助金不正請求 受領額は4億円
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20231117/5010022479.html
福岡県が行っていた新型コロナウイルスの無料検査のうち、薬局など7つの事業者で架空請求するなどして補助金を受け取る不正行為があったことがわかりました。
不正な補助金の額はおよそ4億円にのぼり県は全額を返還するよう求めています。
福岡県はおととし12月からことし5月まで感染に不安を感じる県民を対象に行ってきた無料のPCR検査について、県が補助した事業者の中に、不正行為がないか調査を進めてきました。
関係者によりますと、その結果、薬局など7つの事業者で、補助金の不正行為があったことが明らかになりました。
具体的には、架空請求をして補助金の交付を受けたケースや無料検査の立ち会いを一部、外部に委託したケース、さらに実在する医療機関になりすまして事業者の登録を受けたケースなどで、不正な補助金の額はおよそ4億円にのぼるということです。
いずれも無料検査の内容には問題はありませんでした。
県は7つの事業者に対し、全額を返還するよう求めています。