大分市のIT企業「隼斗」の元役員、木許宣明容疑者(50歳)が、子供の難病に関する医療情報を病院に提供しているように装い、大分市の投資会社から3000万円をだまし取った疑いで逮捕されました。
木許容疑者は、「子ども難病ナビ」というサービスを運用し、「AI技術で子供の難病に関する世界中の情報にアクセスして翻訳する独自のシステム」と説明していました。
しかし、実際にはサービスは完成しておらず、投資会社から騙し取った3000万円は遊興費などに充てられていた疑いがあります。
隼斗は、県から計1500万円の補助金を受けており、県は全額返還を求める方針です。
警察は木許容疑者の認否を明らかにしていません。
詳細
- 逮捕容疑:詐欺
- 被害者:大分市の投資会社
- 被害金額:3000万円
- 容疑者:木許宣明容疑者(50歳)
- 容疑者の元役員を務めていた会社:IT企業「隼斗」
- 隼斗が提供していたサービス:「子ども難病ナビ」
- 「子ども難病ナビ」の説明:AI技術で子供の難病に関する世界中の情報にアクセスして翻訳する独自のシステム
- 実際の状況:サービスは完成しておらず、投資会社から騙し取った3000万円は遊興費などに充てられていた疑い
- 隼斗が受け取った補助金:計1500万円
- 県の方針:補助金全額返還を求める
- 警察の発表:木許容疑者の認否は明らかにしていない
その他
- 木許容疑者は、以前テレビ番組で「難病で困っている人の役に立ちたい」と語っていた。
- 隼斗は、2018年度に県ビジネスプラングランプリで優秀賞を受賞していた。
感想
子供の難病という深刻な問題を悪用し、投資会社から多額の金を騙し取った行為は許されません。今後は、このような犯罪が二度と起こらないよう、補助金の交付審査の徹底や、企業の内部統制の強化が必要と考えられます。