福井でもコロナ対策補助金を不正受給

コロナ

福井県では雇調金に県雇用維持事業主応援金で上乗せ

福井県は、新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金や緊急雇用安定助成金を不正に受給した県内企業5社に対し、県の補助金や奨励金の返還を求めた。対象は2020〜21年度に関連する県の支援制度で、返還額は計約212万円に上った。内訳は、休業時の「県雇用維持事業主応援金」が189万円、雇調金申請費用の「雇用調整助成金等利用促進事業補助金」が約12万円、独自の上乗せ助成の「県雇用維持緊急助成金」が約11万円だった。県によると、対象の5社はいずれも全額を返還済みだが、他にも不正受給で返還手続きを進めている企業があるという。

福井県の補助金不正状況

○新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金や緊急雇用安定助成金を不正に受給した県内企業5社に対し、福井県が県の補助金や奨励金の返還を求めた。

・対象は2020年度~2021年度に利用した県の次の支援制度

  • 「県雇用維持事業主応援金」(休業時の支援):返還額約189万円
  • 「雇用調整助成金等利用促進事業補助金」(助成金申請費用の補助):返還額約12万円
  • 「県雇用維持緊急助成金」(国の支給額への上乗せ):返還額約11万円

・計約212万円の返還を求め、5社はすべて全額を返還済み

○県によると、他にも雇用調整助成金などを不正に受給し、返還手続きを進めている事業所があるという。

県は、コロナ禍での雇用維持を支援するため、国の制度に上乗せする独自の助成金を設けていたが、一部企業で不正受給が発覚したため、返還を求める事態となった。不正の全容解明と再発防止が課題となっている。

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