ダンススタジオはコロナ禍中は多くのスタジオで休業を要請されました。しかしその後2年にわたって勤務実態をごまかして、8000万円弱の補助金を得ていました。
ダンススタジオには厳しいコロナ禍でした
静岡労働局は、静岡市内でダンススタジオと児童クラブを運営する株式会社azが、約7900万円の雇用調整助成金と緊急雇用安定助成金を不正に受給したとして、その支給決定を取り消し、返還を命じたと発表しました。この不正行為は、実際の勤務実態と異なる書類を作成し、休業したと虚偽の申請をして行われました。az社は不正を認め、全額返済する意思を示しています。
また、障がい者支援施設を運営するダブルプラス株式会社についても同様の理由で支給決定が取り消されました。不正受給が発覚した経緯は明らかにされていません。雇用調整助成金と緊急雇用安定助成金は、それぞれ経済上の理由による事業活動の縮小に伴う雇用維持と新型コロナウイルスの影響下での雇用安定を支援するための制度です。
日本のダンススタジオの経済動向を教えてください
日本のダンススタジオ業界は、近年、習い事としての人気が高まっています。特に、ストリートダンスが国内で注目を集め、カルチャーとして定着しています。この傾向は、2011年以降、ダンスが小学校・中学校・高校の体育の授業に段階的に導入されたことも影響していると考えられます。これにより、ダンスを習いたい、または習わせたいと考える人が増え、ダンス人気に拍車をかけています。
ダンススクール運営には、機材が比較的少なくて済む、特別な資格がなくても教えられるなどのメリットがあります。一方で、音や振動に注意する必要がある、受講生を集める工夫が必要といったデメリットもあります。また、ダンススタジオ経営で利益を上げるためには、地域に愛されるスタジオ作りや有名なダンサーを輩出するなど、様々な目標を持つことが重要です。
ダンススタジオの動向としては、狭い業界ではありますが、ジャンルに関係なく専門家に相談することが可能であり、希望に応じて他社を含めた紹介も受けられるようです。今後も業界全体がさらに発展していくことが期待されています。
