札幌市内の4つの認可保育園を運営する会社が、元職員の内部告発により、補助金の不正請求疑惑に巻き込まれています。市は、昨年度の補助金約2600万円が過大に支給されたとして返還を求めています。関係者によると、系列の他の保育園に所属している職員の名前を使用し、2021年から約1億円の補助金を不正に受け取っていたとされています。さらに、同じ運営会社が管理する認可外保育園でも、過大請求で4700万円が問題視されており、返納されていない状況です。
運営会社の実質的な経営者は、認可保育園での不正と関連して、補助金の返納意向を示しており、札幌市は年内の返納を求めています。一方で、同経営者が管理する障害者支援事業所でも、職員不足や不適切な運営が指摘されています。さらに、この経営者は企業の法人カードを使って風俗店での大規模な支出があったことも明らかになっており、この支出は接待や広告宣伝を含むものだと説明しています。