もう永遠に商店街に補助金を配る必要もないと思いますが。
今年度の補助金支給は見送り
金沢市は、平和町大通り商店街振興組合が「プレミアム商品券」に関する補助金約49万円を不正受給・不適切会計していた問題を受け、今年度は原則として同組合への補助金支給を見送ることを決定しました。
組合は既に不正受給分を市に返還済みですが、市は経理管理の問題点や責任者の不明確さを指摘し、体制改善の必要性を強調しています。これを受け、商店街組合は今年度のプレミアム商品券発行を見送り、外部監事の選任など再発防止策を進めています。
金沢市は、今後の改善状況を見て来年度以降の補助金支給を検討するとしており、今後は全市商店街を対象とした講習会を開くなど、不正防止対策を徹底する方針です。

この商店街起こした補助金不正事件について
平和町大通り商店街振興組合における補助金の不正受給問題について、これまでの情報から詳しく解説します。
問題の概要: 平和町大通り商店街振興組合は、金沢市が物価高対策として発行していた「プレミアム商品券」に関する補助金の一部を不正に受け取っていたことが判明しました。
不正・不適切会計の内容:
- 期間: 2022年度から2023年度(昨年度)の間
- 金額: 合計で49万円あまり
- 内容: 不正受給と不適切な会計の両方が確認されています。具体的な不正の内容(例えば、架空の申請、水増し請求など)は明記されていませんが、補助金を適正ではない方法で受け取っていたことを指します。
市の対応:
- 補助金支給停止: 金沢市は、2024年度(今年度)については、年度をまたぐ継続的な事業を除き、原則として平和町大通り商店街振興組合への補助金支給を停止することを決定しました。
- 理由:
- 複数の通帳が存在するなど、経理管理に問題があった。
- 経理の責任者が不明確であった。
- これらの点から、組合の体制改善が必要であると判断されました。
- 今後の検討: 市は、組合が今後行う改善の状況を踏まえて、2025年度(来年度)以降の補助金支給を検討するとしています。
組合の対応:
- 全額返還: 不正受給などが確認された全額(約49万円)を金沢市に返還済みです。
- プレミアム商品券の発行見送り: 2024年度の「プレミアム商品券」の発行を見送っています。
- 再発防止策: 外部の監事を選任するなど、再発防止策を進めているとのことです。
金沢市の今後の対策: 金沢市商工労働課は、今回の件を受けて、今後全ての商店街を対象とした講習会を開くなど、不正を防ぐための対策を徹底する方針を示しています。
この問題は、地方自治体からの補助金が適切に運用されることの重要性と、それを受け取る団体側のガバナンス体制の強化が求められる事例と言えます。
平和町大通り商店街振興組合とは
- 法人情報:
- 法人番号: 6220005002187
- 本店所在地: 石川県金沢市平和町3丁目9番2号
- gBizINFOによると、補助金交付情報や特許情報、意匠・商標情報、調達情報、表彰情報などの登録はありません。
- 商店街としての特徴:
- 石川県金沢市にある平和町大通りの商店街を運営する組織です。
- 設立50年以上の歴史を持つ商店街です。
- 商店街の他に自衛隊もあり、大通りでは夏祭りやハロウィンなどのイベントが、平和町大通り商店街振興組合と地域住民が一体となって開催されています。
- 商店街の公式ウェブサイトも存在します。
前回の情報と合わせると、この組合は地域に根ざした活動を行っている一方で、過去には補助金の不正受給という問題も発生していたことが分かります。