屋久島町で町長が水道工事の補助金不正受給

水道工事の補助金不正 建設

鹿児島県屋久島町の口永良部島での簡易水道施設工事に関して、補助金の不正受給が発覚し、町が虚偽の報告書を提出していたことから、国に補助金を返還する事態となった。これを巡る訴訟で、最高裁は荒木耕治町長に損害賠償責任があると判断し、町に135万円を支払うよう命じた。これを受けて荒木町長は、支払いの意向を示すとともに、自身の管理責任を明確にするため、4月から3カ月間給与を10%減額する方針を表明した。給与減額は町議会で全会一致で可決され、総額は約22万円。

荒木耕治町長とは

荒木耕治(あらき こうじ)氏は、1950年3月6日、鹿児島県熊毛郡上屋久町(現・屋久島町)に生まれました。​地元の宮浦小学校、宮浦中学校、屋久島高校を経て、1972年に亜細亜大学経済学部を卒業しています。

卒業後は飲食業や民宿業に従事し、1995年に上屋久町議会議員に初当選しました。​在任中には議長も務めています。​2007年の上屋久町と屋久町の合併に伴う屋久島町長選挙では落選しましたが、2011年の町長選挙で初当選し、以降3期連続で町長を務めています。

町長としての主な実績には、子育て支援策の拡充、生活環境の改善、町庁舎の建設などがあります。​例えば、医療費の無料化範囲を高校生まで拡大し、通学バス料金の統一、給食費の第二子以降無料化を実現しました。​また、光ブロードバンドの整備やフェリー太陽IIの新造、全小中学校普通教室へのエアコン設置など、生活環境の向上にも尽力しています。 ​

しかし、2020年には出張旅費の不正使用が発覚し、約51万円を飲食などに使用したとして刑事告発されました。​その後、詐欺や虚偽有印公文書作成などの疑いで書類送検されましたが、同年9月に起訴猶予処分となっています。

さらに、2025年3月には、口永良部島の簡易水道施設工事に関する補助金不正受給問題で、最高裁が荒木町長に対する損害賠償請求を認め、町に135万円を支払うよう命じました。​これを受け、荒木町長は支払いの意向を示し、管理責任を明確にするため、4月から3カ月間、給与を10%減額する方針を表明しています。 ​

また、全国離島振興協議会(全離島)の会長も務め、離島振興に関する要望活動など、全国的な離島政策の推進にも関与しています。

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