飲食店で雇用していない社員に休業の申請で雇用安定助成金を不正受給

厚生労働省

青森労働局は、鯵ヶ沢町の「奈良屋エンタープライズ」が、約2400万円の国の緊急雇用安定助成金を不正に受給していたと発表しました。この助成金は、コロナ禍で従業員を休ませて雇用を維持する企業に対して国が休業手当の一部を支給するものです。「奈良屋エンタープライズ」は2020年4月から2021年3月まで、実際には雇用していない従業員の休業手当を支払っていたかのように偽り、弘前市の飲食店「アストン」を含む会社で助成金を受け取りました。不正が発覚し、支給の決定は先月1日に取り消されました。青森労働局は、違約金と延滞金を加えた上で助成金の返還を求めており、「奈良屋エンタープライズ」は返還の意思を示しています。

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