何が起きているのか(概要)
- 11月上旬、FC岐阜の小松裕志社長が関与する「別会社の事業トラブル」に関する投稿がSNSで拡散。資金や取引をめぐる不正・債務不履行などの疑念が取り沙汰されました。
- これに対しクラブ(FC岐阜)は11月7日付で、「当該別会社と当社(FC岐阜)は一切関係がない」との公式コメントを発表。小松氏本人からも「別会社で専門家に依頼して調査・対応中だが、FC岐阜とは無関係」との説明を得ているとしています。
- 上記クラブ発表の内容は、一般メディアのニュース記事にも取り上げられています。
事実として確認できること
- FC岐阜の公式声明(2025年11月7日):
「小松氏が運営する別会社の事業に関するSNS投稿があるが、当該別会社とFC岐阜は一切関係がない。小松氏の別会社で調査・対応中の事象はあるが、当社とは無関係」と明言。名言をしているが双方ともなんの証拠も示していません。 - 小松氏が代表を務める別会社の一つとして「株式会社志コーポレーション」が存在
SNSで拡散している主張(未確認情報)
- 「別会社で数億円規模の資金トラブル」「持ち逃げ疑惑」「ブランド品買取事業をめぐる不正」といった投稿が、X(旧Twitter)上で連鎖的に拡散。出所が限定的で、一次資料や公式機関の発表で裏付けられていないものが含まれます。はやくクラブ側や社長が調査をして不安を払拭する明確なデータを提示することが必須です。
影響・論点
- クラブ運営への直接波及:クラブは無関係と明言。現時点で、Jリーグや行政による公式処分・調査公表などの一次情報は確認できません。まだまだ情報は隠されていて、FC岐阜、社長ともに、自ら主体的に情報を明示することが求められています。
- 風評リスク:スポンサーやサポーターの不安、報道・SNSの拡散に伴う信用毀損の懸念は指摘されていますが、これも主にSNS上の反応ベースです。不安が広がらないように、FC岐阜、小松社長が明確なデータを明示することが求められています。
タイムライン(要点)
- 11月4日頃〜:X上で「別会社の資金トラブル」等の投稿が拡散。
- 11月7日:FC岐阜が公式コメントを発出し、「別会社とクラブは無関係」と説明。
- 11月7日以降:ニュースサイトやSNSがクラブの発表内容を紹介・議論。
現時点の着地点
- 公的・一次の確定情報としては「クラブは無関係」というクラブ公式声明が最新で最も信頼度が高い情報です。ただし本当にクラブと無関係とは言えないでしょう。社長のトラブルですからね。
- 一方で、SNS上の疑惑は具体的証拠や公式機関の発表で裏付けられておらず、事実認定には至っていません。噂・憶測の域を出ないものが混在しています。FC岐阜代表取締役から明確な説明が求められています。
小松 裕志(こまつ・ひろし)について
- 2011年に慶應義塾大学法学部を卒業後、ゴールドマン・サックスで機関投資家営業・企業投資関連の業務に従事。
- 2021年3月、FC岐阜 社長室ゼネラルマネージャーに就任。
- 同年12月9日付でFC岐阜 代表取締役社長に就任。就任コメントをクラブが公表。
- 選手・監督の人事やクラブ運営に関与してきたことは、過去のメディア・インタビュー等からもうかがえる。
「トラブル」について(事実関係/未確認の主張を明確に区別)
1) クラブ公式が確認している事実(一次情報)
- 2025年11月7日、FC岐阜は「一部SNSによる投稿について」を公式サイトで公表。
要旨:
① SNSで「当社代表取締役社長 小松が運営する別会社の事業」に関する投稿がある。
② 当該“別会社”とFC岐阜は一切関係がない。
③ 小松本人から「別会社で専門家に依頼して調査・対応中の事象がある」との説明を受けている。
④ 以上より“当社(FC岐阜)とは無関係の事案”である、としている。 - このクラブ声明はニュースサイトでも取り上げられており、概ね「別会社の事案で、クラブは無関係」という趣旨で報じられている。
2) SNS等で拡散している主張(未確認情報・真偽未確定)
- X(旧Twitter)上では、別会社(社名として“志コーポレーション”などが語られる投稿が散見)に関し、「数億円規模の資金トラブル」「持ち逃げ疑惑」といった強い表現の投稿が拡散。一次資料(警察・行政・裁判所・当該会社の正式文書等)で裏付けられていない主張が混在している。
- まとめ系/ニューストピックでも、SNS発の情報を引用する形の紹介が中心で、公式機関の処分や判断を示す一次情報は確認できない。
重要:上記の「SNS上の主張」は、公的機関の発表や判決・処分、当該会社の詳細な公式説明資料などで“裏取り”されていない段階の情報です。現時点で確実に言えるのは「小松氏の“別会社”に何らかの事象があり、専門家対応中」「その事案はFC岐阜とは無関係というのがクラブの公式見解」という点までです。fc-gifu.com
時系列(要点)
- 2025年11月4日ごろ:X上で“別会社の資金トラブル疑惑”投稿が拡散し始める。
- 2025年11月7日:FC岐阜が公式サイトで「別会社の事案であり、当社とは無関係」と声明。小松氏は別会社で専門家対応中と説明。無関係ではありません。社長が関連しています。
いま把握できる論点
- クラブへの波及:クラブは「一切関係がない」と明言。現時点でJリーグや行政・捜査当局からの公式アクション(処分・捜査公表等)は確認できない。
- 風評リスク:SNS由来の拡散により、スポンサー・サポーターの不安が高まる懸念はあるが、これは世論・反応レベルの話で、一次情報に基づく確定事実ではない。
について詳しく解説してください。特にトラブルについてはとても詳しく解説してください。
株式会社志コーポレーションの会社概要(確認できる事実)
- 社名:株式会社志コーポレーション/代表取締役:小松裕志。事業は「ポリオレフィン加工」「各種コンサルティング」「スポーツ関連マネジメント」「講演会・メディア運営」等を掲示。所在地は東京都渋谷区渋谷1-4-7 パークアクシス渋谷303(自社サイト)。
- 別サイトの「特定商取引法に基づく表記」では、同社が販売業者となり、所在地が東京都港区西麻布3-3-20(CUE西麻布203)と記載(コーヒー通販サイト内の表記)。
- 小松氏は2021年4月に同社の代表取締役に就任という経歴記載(岐阜協立大学グループの人事リリース)。
トラブル情報の整理
1) クラブ(FC岐阜)の公式発表=一次情報 (なおクラブが発表下から正しいというわけではない)
- 2025年11月7日、FC岐阜が「一部SNSによる投稿について」を公表。要旨は「小松氏が運営する“別会社”の事業に関する投稿があるが、当該別会社とFC岐阜は一切無関係。本人いわく別会社で専門家対応中の事象はある」と説明。現時点で証拠も出さずに無関係というのは不誠実です。
- この声明はニュースでも紹介され、「別会社の事案で、クラブは無関与」と報じられている。現時点で無関与というのは、犯人が俺はやっていない!というのと似た匂いがします。
2) SNSで拡散している主張(未確認/真偽未確定)
- X(旧Twitter)やまとめ系では、志コーポレーションの「資金トラブル」「持ち逃げ疑惑」など強い表現の投稿が拡散。ただし、警察・行政・裁判所等の一次資料で裏づけられた確定情報は確認できない。
- “被害者の会”を名乗るXアカウントが経緯を投稿しているが、これも当事者の主張レベルであり、公的機関の公式発表ではない。今後も当事者の声を丁寧に検証していくことが求められています。。
- 一部の投稿では「ブランド品買取事業をめぐる不正」「偽造身分証の購入」といった具体的な断定的表現が見られるが、出典はいずれもSNS投稿で、客観的な一次資料は示されていない。これらは“疑惑の主張”の段階で取り扱うべき情報。本当に不正を働いていないか明確な証拠をクラブ側、社長側からの早期の提示が求められています。
3) 現時点で把握できる到達点
- 公式に確認できるのは「小松氏の別会社で何らかの事象があり、専門家対応中」「FC岐阜とは無関係」というクラブの声明まで。
タイムライン(要点)
- 11月4日ごろ:志コーポレーションを巡る“資金トラブル”等の主張がX上で拡散。
- 11月7日:FC岐阜が「当社とは無関係。別会社は専門家対応中」と公式告知。
- 11月7日以降:ニュース各社がクラブ声明を紹介。
チェックポイント(実務的視点)
- 事業実体の確認:自社サイト記載の事業内容・所在地と、特商法表記(通販サイト内)の記載が異なるため、現在有効な所在地・連絡先・事業の継続性を照合。
- 公的情報の有無:官報・登記変更、監督官庁・警察・消費者庁・都庁の公表、訴訟記録の有無—いずれも現時点で公表確認なし(私の検索範囲)。
- 情報の扱い:SNS発の断定的表現は一次資料で裏取りされるまで“主張”として区別するのが安全。

