実現可能性が低いのに、補助金が大量に出るから事業に取り組もうとしただけではないでしょうか?

東日本大震災で被災した企業は国の補助金を活用して再建を図ったが、多くの経営者が借入金の返済に追われている。宮城県石巻市の水産加工会社「山徳平塚水産」の平塚隆一郎社長は、震災で工場が全壊し、政府の「グループ補助金」を活用して事業を縮小・再構築。練り製品の製造をやめ、煮物や総菜に集中した。しかし、震災前4億円以上あった売上は現在2.3億円程度に減少し、年1000万円規模の返済が続いている。同地区では倒産も増えており、厳しい経営環境が続く中、平塚社長は地域企業と協力しながら新商品の開発に取り組んでいる。